インキュベイトファンド 代表パートナーのブログ（本間真彦）

KDDIが作る、ベンチャーのエコシステム

先日開催されました、KDDIさんとグローバルブレインさんのイベント記事です。

 

シードアクセラレータの立場でお話させて頂きましたが、ここ数年で、大企業とスタートアップのいい連携事例が生まれてきていますし、モバイル周りは特に、いいエコシステムが出来始めていることを感じます。

 

実際に、KDDIさんと事業連携して、急成長を遂げた企業が上場し、その企業が我々がインキュベーションした会社と資本提携する、といった循環が複数生まれています。

直接、間接の資本提携が輪のように広がり、徐々に積み重なった歴史の結果です。

大企業とスタートアップの連携を考えると、その場の短期的な売上と利益だけで、双方間尺に合わないことも多いです。

しかしながら、少し長い眼を持って、中長期でのネット業界のエコシステムを考えていくと、良い提携事例が徐々に積み上がり、その上に新しい提携が生まれる、という良い循環が、重層的に生まれると思っています。

もっともっと良い提携のケースを作っていきたいですね。

シードマネーは必要なのか。起業家と投資家の良い関係。

投資先のMUGENUPの一岡さんのインタビュー。同社の起業から今までの流れがすごく良くまとまっています。

支援する起業家や経営者に、このように言ってもらえるのは、本当に投資家冥利につきます。純粋にうれしいです。

 

”自分たちだけではこの事業のアイデアは出て来なかったかもしれませんが、出会いには恵まれたおかげで、インキュベイトファンドの本間さんと密にディスカッションをすることができ、この事業をスタートすることができました。 投資家との付き合い方 MUGENUPの投資家との付き合い方は少し特殊かもしれないですね。

 

私は本当はシードマネーはいらないと思って事業を行なっています。ではなぜいれたのか？という疑問を抱かれると思いますが、それはシードマネーを入れてくれる人と仕事がしたいと思ったからです。インキュベイトファンドの本間さんとディスカッションできることにメリットを感じて「この時間は株式あげてでもほしい」、そう思ったので、シードマネーを入れる決断をしました。

 

私はシードマネーは、投資家の人たちをいかにうまく自分の事業に巻き込んでいけるかという視点から大切なものだと捉えていて、たとえシードマネーであっても、MUGENUPにお金をいれるのであれば、MUGENUPくんを共に育てる仲間だと考えています。そのときの判断材料として、ディスカッションの質と、事業へのスピード感、事業ドメインへの理解度、アイデアへのいいパスを出してくれるかどうかといったことが挙げられます”

Ryota Ichioka、MUGENUPくんを一緒にどんどん育てていこう。

ジャフコ・ネットワーク

先日、ジャフコ取締役の渋澤さん、ジャフコAsiaのCFOの高島さん達と飲みました。

 

渋澤さんは、ジャフコ社内では次期社長を噂される、エース中のエースの方で、現在シンガポールにて、海外投資部門のトップに就任しています。

 

私が海外事業部畑だったこともあり、実は、直接あまりお話したことがなかったのですが、今回、シンガポールで初めてきちんと話が出来て、非常に楽しい時を過ごしました。

 

ジャフコは面白い会社で、社内の人とOBが非常に仲が良く、年代がかぶっていなくても、ジャフコというだけで仲良くなったり、信頼関係が築けたりします。実際ポケラボの社長の前田さんも、私と年代も全くかぶっていませんが、会った時からお互い信頼関係があったような気がします。不思議なものです。

 

渋澤さんに、今回のポケラボのディールについて、「本間くん、すごいよ。VCとしてここまできちんと創業に関与し、事業成長を支援できたケースは過去にないのではないか。俺も負けていれない」との言葉を、お世辞でも言ってもらえたことが、非常にうれしかったです。

 

昔の会社の方でも、こうして仲良くさせてもらえることは、本当にありがたいことです。志や想いは同じものがあるのだと思います。楽しい夜でした。