3連休に投資先企業の社長が結婚式を挙げた。
結婚式のスピーチをしてほしいと投資先企業の社長からお願いされることは、仕事面を知るパートナーとして自分を認識してもらっているということでもあるので、すごく光栄なことである。今までも、そしてこれからも、事業面での(経営者の精神面での)パートナーとして頑張る気持を新たにした。以下スピーチ内容。
『A君、奥さま、ご両家の皆さま、関係者のみなさま、本日は誠におめでとうございます。
私とA君はベンチャー企業に投資して支援する者とベンチャー企業の経営者という関係です。ビジネスパートナーという関係を3年半ほど続けております。私自身、投資の事業で独立し、初めてのパートナーがA君であったので、自分の人生にとってもA君との出会いは忘れられないものです。
私は仕事柄多くの若い経営者に会います。私がA君のひととなりで素晴らしいと感じることは、『おおらかさ』であります。まさにA君さんの雄の字は雄大の雄なので、その字が体を表しているような印象を受けます。
『おおらかさ』、とは一見平凡であるようですが、彼のようにベンチャー企業を経営する人間にとっては、非常に大切な能力であります。
ベンチャー企業は、大海原を冒険する冒険船のようなものであり、行き先を自分で設定し、社員を率いていかなくてはなりません。自分で自分の道を切り開くという大きな喜びがある一方、人の問題、経営資源の問題に毎日直面します。度量が大きくないと勤まらない仕事です。過去3年半、正直相当苦しい時もありました。本当に大丈夫だろうか、A君は苦しんでないか、と心配していた時がありました。
そんな中、あるビジネス対談をA君とする機会がありました。『起業し自分の会社を作って今自分の生活に満足しているか』、という質問で、
彼は、『満足度は100点ですね。確かに起業する前に思っていたイメージに比べて、やはり現実はそんなに甘くはなかったなと思うのですが、それでも日々成長を続けているといつも実感していますので、今の毎日には満足しています』と答えています。
あー、これが私はA君の素晴らしいところだな、と。心配していた私が安心してしまいました。
どんな状況でもどっしりと構えており、ゆっくりと確実に、前向きに人生を歩める能力。
これがA君の魅力なんだと思います。そして、経営者、キャプテンとしての能力です。奥さんも、会社の社員もきっとそんな魅力を感じているのではないでしょうか。
奥さん、A君をよろしくお願い致します。彼はいつもおおらかに見守ってくれるでしょう。
A君、今後とも頑張っていきましょう。奥さんを守り包みこんでいって下さい。
ご両家の皆さま、A君のように若くてチャレンジする人間は今の日本社会に必要な存在です。温かく見守って頂けば幸いです。
本日はおめでとうごさいます!』
いい式でした!おめでとう!
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