ゲーム会社の研究をするなかで、エレクトロニックアーツの歴史を調べてみた。(下記はWikipediaより)
Electronic Arts社(以下EA)は、1982年創業。創業者のTrip Hawkinsは元々Appleでプロダクトマーケティングのディレクターをやっていた。Sequoia Capitalの創業者兼ジェネラルパートナーのDon Valentineは、彼にAppleを辞めるように持ちかけ、Sequoia Capitalの空いているオフィスを貸し、創業を支援。そこでEAは産まれた。
初期の資金は自身で20万ドル出し、その後7ヶ月後の資金をSequoia capital、Kleiner Perkins等が200万ドル出資している。
売上の成長カーブは、初年度の売上は500万ドル、2年目の売上は1,100万ドル、3年目の売上は1,800万ドル。WikiPediaによると、
Originally, EA was a home computing game publisher. In the late 1980s, the company began developing games in-house and supported consoles by the early 1990s. EA later grew via acquisition of several successful developers. By the early 2000s, EA had become one of the world's largest third-party publishers.
当初、EAはホームコンピューティングゲームのパブリッシャーだった。
1980年代後半、EAは内製のゲームを開発し始め、
1990年代初頭にはコンソールゲームをサポートしていた。EAは成功している開発会社を買収する戦略をとり、現在の形まで成長した。
2000年代頭までに、EAはサードパーティのパブリッシャーとして世界最大級となる。
1980年代はゲーム業界の黎明期。Appleを始めとするパソコンメーカーの登場、Atariといったゲーム機器メーカーも登場。これらの新しいコンピュータデバイスが産まれるのに合わせて、ゲーム会社が産まれた。EAはその中でも優良タイトルを買収して、パブリッシャーとしての地位を築き上げた。
この2010年の時代は、iphone、andoroid等の新しいデバイス、そしてSNSという新しいプラットフォームが産まれてきている。それに合わせたゲーム会社、アプリケーション会社が産まれる土壌が出来てきた、ということだろう。
ちなみに、EAの創業者のTrip Hawkinsは、EAを創業した10年後に3DOを創業し、これは失敗。現在Digital Chocolateというiphone向けのアプリを開発する会社を作って運営している。タフだ。
注)Techcrunch編集長にご指摘頂きました。エレクトリックアーツ(Electric Arts)ではなく、正しくはエレクトロニックアーツ(Electronic Arts)でした。本文訂正済みです。
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