共同創業者、というのは、一緒に起業してくれる人のことである。小さな会社であっても一人でやるのは限界がある。
2002年にebayに約15億ドル(約1650億円)買収されたオンライン小額決済会社Paypalの創業者兼CTOの、Max Levchinは、
What advice would you give to a young programmer who's thinking of starting a startup?」
(ベンチャー企業を始めたいと考えている若いプログラマーへどんなアドバイスをするか)という質問に対し、
「Try to have a good cofounder.」
(良い共同創業者を見つけることだ)
「you have to have a really strong cofounder.Someone you can rely on in a very fundamental way」
(あなたは強力な共同創業者が必要だ。あなたが心から信頼できる誰かである。)
と答えている。
更にソフトウェアプログラマには、Joel on Softwareの著者として良く知られている、Joel Spolskyも同様のアドバイス(もっと強烈な言い方ではあるが)をしている。
「Don't start a company unless you can convince one other person to go along with you」
(自分と一緒にやっていってくれる誰か一人を説得して会社をスタートしろ!)
(FOUNDERS AT WORKより引用)
自分のインキュベーション、サービスラウンチの経験からしても、ソフトウェアプログラマであれば一人でサービスや製品をリリースし、事業をスタートすることも可能であるが、自分にないスキルの人間と組むと、圧倒的に事業展開力やスピード感が違ってくる。
特に、ベンチャーの事業上の決断や対処は、多くの場合、白黒つけられないので(戦略的に正しい正しくないだけでなく、人の価値感や考え方に依存する問題が多い)、一人だとどちらにでも転べてしまう故に悩み勝ちだ。
二人以上のチームであれば、こういった白黒つけられない問題に決断を下すことができやすい。これは事業を効率的に展開する上で重要なことだと思う。
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