韓国は面白い国で、過去、CywolrdのミニホムピのようなSNS/ブログサービス、リネージュのようなオンラインゲーム、KakaoTalkのような無料スマートフォンメッセージングサービスと、その後日本市場に大きな影響を与えるサービスの原型が生まれてきた歴史があります。
一昨年、日本と韓国のベンチャーサミットで知り合った、韓国の出会い系のi-umというサービスの事業モデルもユニークで、僕の投資先や他社の投資先の事業モデルに影響を与えています。
政府主導によるブロードバンドやスマートフォンの早い普及、お膝元のサムソンやLGといったAndroid系のデバイスメーカもあります。
既にNHN、ネクソン、Kakao、チケットモンスターといった大型のインターメディアも存在し、SK telecomやKTといったキャリアも積極的に買収を行ってきている、という環境。
ゲーム領域では、App Store、GooglePlayをKakao関連のゲームが上位独占するという、日本とはまた違う市場構造です。
その中で、韓国では知らない人がいない、と言われる、カジュアルゲーム分野の大ヒットタイトル”Ani Pang”をリリースする、Sundaytoz社も訪問しました。
アクティブユーザ数、足り上がりのスピードは聞くも驚く数字です。日本のスマフォのヒットタイトルの数倍の規模とスピード感があります。グッズやキャラクタライズも強化し、中国・アジア展開も展開も視野に入っているそう。
現地で有名なエンジェル投資家グループのポートフォリオもいろいろと教えてもらいましたが、日本では聞かない事業モデルもいくつかあり、研究余地はありそうです。
聞いた話によると、韓国の人は新しいサービスや製品に熱しやすいし、友人の影響も大きいとか。各サービスの国内での高い普及率を見ると、ユーザがイノベーションを後押ししているのかもしれません。
今回、CAVのHideyuki Ebiharaさんとチームの皆さんに、いろいろとご尽力頂きました。ありがとうございました!海老原さんもそうだと思いますが、私も日本人の投資家が国境を超えて活動していくことで、もっとアジア圏で影響力を持っていきたい、そんなことを感じました。また来月、韓国に行く予定です!
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