4月に開催された全米ベンチャーキャピタル協会(National Venture Capital Association)のキーノートで、米国で最も成功しているベンチャーキャピタリスト二人、ジョン・ドーア(John Doerr)とマーク・モリッツ(Michael Moritz)が、対談スピーチを行っている。
PodTech Media - Keynote Podcast: John Doerr and Michael Moritz, Live at the National Venture Capital Association
In this podcast, John Doerr, partner at Kleiner Perkins Caulfield & Byers, and Mike Moritz, of Sequoia Capital, talk openly about themselves and their lives in venture capital. The keynote session was recorded live at the National Venture Capital Association May 2008 annual meeting. Doerr and Moritz are among the most successful venture capitalists practicing today.
以下、ジョン・ドーアが、最も偉大なネット創業者の共通項についてのコメントである。
(podcastファイルの36-37分の辺り)
「最も偉大なインターネット起業家の成功要因は、
ジェフベゾズ(Amazon)、マークアンドリーセン(Netscape)、ジェリーヤンとデビッドファロ(Yahoo)、ラリーページとセルゲイブリン(Google)を見てみると、
30歳以下の白人男性で、技術オタクで、一流大学のドロップアウト、社会生活がないような人、である。」
「このパターンを考えてみると、Googleへの投資、これは簡単だった。」
会話のトーンは、スピーチを面白くする為に単純化して話しているが、
30歳以下、技術オタク、社会生活がない、という共通項はかなり的を得ている。
競争の激しいシリコンバレーはもちろんのこと、インターネットの世界において、アイデアは一瞬にして広まる上、業界には資金が溢れている。
偉大な会社を作る最大の差別化の要因は、どれだけ技術をを深めていけるか、どれだけ寝食を忘れてそれに打ち込めるか、という点に尽きる。
今成功しているGoogle、Yahoo、Amazonの創業者も、かつては(今も)皆技術オタクで、社会生活が無いくらい、一つのことに打ちこんでいた。
だから今がある、ということだろう。
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