2日目は、Silicon Valley BankとNew Enterprise Associatesを訪問。
Silicon Valley Bankは、ベイエリアのハイテクベンチャー企業に特化して融資をする、という変わった形式の銀行である。日本には類似のモデルはないように思われる。
昨今は中国やインドへ進出するベイエリアのベンチャーキャピタルやその投資先をサポートし、彼らに融資を行っている、とのこと。
どの程度この辺りのベンチャーキャピタルが中国、インドといったグローバル市場に資産をアロケーションしているか、質問したところ、20-25%との回答を得た。従来車で20分でいける所しか投資しなかった投資家達が、グローバル戦略を打ち出しているのは、テクノロジーの拡散スピードがより速くなっていることを示しているのだろうか。興味深いテーマ。
New Enterprise Assciatesでは、創業者の1人で3comやマクロメディアの役員も勤めていたという人に会って話を聞いた。ベンチャーキャピタリストとして非常な成功を収めている人だ。彼がベンチャーキャピタルの仕事の醍醐味は、一言、Gardener、だと言っていた。根気よく、毎日継続的に、技術や起業家を支援していけば、大きな花を咲かせる、ということだろう。正直素直に感銘を受けた。
その後、スタンフォード大学に立ち寄って、雰囲気を満喫した。広いので有名なことはもちろんであるが、中の建物が非常に美しい。自由な雰囲気が素晴らしい発想やアイデアを生み出すのかもしれない。
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