以前のエントリー、「魅力的な投資案件の定義③成功する為の資金、時間が少なくてすむ」の補足があると思いましたので、追加します。
VCのリターンを考えると、成功するための資金、時間が少なくてすむ、という企業を探し当てることが重要です。この前提は変わりません。
しかしながら、それだけでは充分ではない、と思い返し、このエントリーなのです。
成功するための資金、時間が少なくてすむ、ということは、逆に参入障壁が低い、ということですから、市場が十分に大きい場合、このような事業は多くの競合が現れます。このような状態に長くいると事業が消耗戦に突入してしまいます。
ここでVCが力を発揮すべきところになるかと思います。
それは、投資先が競合に対し、いち早く頭ひとつ抜け出す為の経営チームの組成、そしてサービスの拡販やマーケティングに資金を投じる、ということです。気をつけなくてはいけないのは、投じる資金は、製品の開発費を投じるのではありません。あくまでも経営チームの組成とマーケティングです。
ここにタイミングよく必要かつ十分な資金を投入し、採用、マーケティング面でサポートできるか。これはVCがホームラン案件を狙う上で、必須の役割であると思います。
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